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ひながたり。

writing practice as practice flight

konel 「konel.mag Issue 04」 読んだ

はじめに

本書は今年の夏コミで頒布されたもので、何か記事にしようと思いつつも時間が過ぎてしまった。というのも、今号の特集「役立つって、」について書こうとしてたんだけど、「役立つって…お役立ち…うーん…」みたいな感じで抽象的な思考が前に進まない難しさがあったからで、下書きに書き散らかしたところでしばらく放置してた。最近になってまた少し読み返してみて、役立ちについて考えるという視点はユニークなものだなと改めて感じる。

 

当初はレビューっぽく総論的な事柄を書ければと思っていたけど、このテーマは僕にとっては抽象的すぎて、語るのは無理だと諦めた。なので極めて個人的な体験を書いてみようと思う。役立つことは多分みんな好きだろうけど、では役立ちについて考えることはみんなは好きだろうか? 本書を通じて、あるいはこの記事を読んで、役立ちについて考えることが何かの役に立てば幸い。

 

なお最近になってPDF版が販売開始したもよう。

 

text.sanographix.net

 

 

概要

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DCEXPO 行った (1年ぶり5回目)

DCEXPO、毎年開催されているデジタルコンテンツ系のイベントだけど、今年は忙しくしてたらその存在をすっかり忘れていて、そういえばと思い出したのが開催の2週間前だった。急いでネットで調べたら10月最終週の開催だったので一安心した。10月の3連休に合わせての開催だったら間に合ってなかったので、危ないところだった。

 

 

ちょうど事前予約のところで8KVRというのを見つけたので予約してた。8Kについてはよく知らないままに勢いで予約していたけど、少し調べてみたらNHKが中心となって開発を進めている技術らしかった。

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BGM事情

音楽については語れないから語らないようにしているけど、それでもピアノの音色は無学の身にも良さを教えてくれる優しさがあると信じてる。

 

ゲームのBGMの話、今年の初めあたりに夜のひつじの相思相愛ロリータというゲームを遊んでいて、シナリオもそうだけど、BGMが特に印象に残ってた。ほぼすべての曲がピアノだけで構成されてて、以前にも記事に書いてたけど、涅槃の空気、それにしとやかさ、あと少しの背伸び、そういったものを感じさせてくれる音楽で、いつまでもぼんやりと浸っていたい感じの曲ばかりだった。

 

hina747.hatenablog.com

  

ゲームをクリアすることでおまけのサウンドモードが出現すると思っていたんだけど、実際には音楽だけ楽しめるモードというのは存在しなくて途方に暮れていた。そしたら後日に安眠添い寝ロリータ、これは相思相愛~のファンディスクに相当する音声作品だけど、これを買ったら相思相愛~のサウンドトラックがおまけで付属してきた。ちゃんと調べてなくて、買う前には知らなかったことだったので嬉しい誤算だったし、おかげで存分に音楽を楽しめる最高の状態になれた。 

 

夢の途中

夢の途中

 

話は変わってラジオの話、朝目覚めてはラジオをつけたらラジオ深夜便がやっていて、もう終わりかけという時間帯だったんだけど、そこで流れてきたピアノの曲がとても印象に残ってた。曲の冒頭の部分ですでに大変良くて、夜の雰囲気が残る明け方の静謐さ、どことなく暗さをも伝えるその音楽をアンカーが紹介するには平井真美子の夢の途中という曲、早速調べたらiTunes Storeにもあったのでアルバムを買った。アルバムには一転して軽やかさのある曲も含まれていて、でもやっぱり夢の途中が一番良いのは変わらなかった。BGMと違って曲単体で主役になれる強さがあって良い。

 

ちなみにその朝の夢、まだ学生をやっていて、研究室のボスからフットサルの試合の取りまとめ役をやるように言われる。フットサルは隣の研究室と毎月一回やっているという設定で、僕はフットサルなんて出来ないし、どうしたものかと迷ったけど、でもこれはきっとボスの粋な計らい、隣の研究室とのコネクションを作って、僕の研究にシナジーを発揮させましょうというやつだと思って引き受ける。でも試合をやる前に地震が来たところで夢が終わった。

 

夏空のペルセウス タペストリー B 遠野恋

夏空のペルセウス タペストリー B 遠野恋

 

 

話をゲームのBGMに戻すと、最近、といっても10月の頭からだけど、minori夏空のペルセウスを遊び始めた。なんでこのゲームを遊び始めたかについては後日また別の記事に書くとして、この作品のBGMもまたピアノ感があって良い。ところどころでピアノじゃない音も聴こえるけど、でもメインで鳴っているのはピアノの音色だと思っている。ゲームに付属していたサウンドトラックで2番目にかかるmorningという曲、ゲーム中では恋の初登場シーンで流れるBGMが特に好きで、この場面は――例えを出すのは無粋であることは重々承知しつつも――Airで初めて観鈴に出会う場面と同じ感動をもたらしてくれた。けれどこの作品で強調されているのは太陽の光の眩しさと、色彩豊かな生命感であって、観鈴が儚い印象を与えるのに対して、恋はその尖った意志の力強さを良く見せてくれた、いや見せつけてくれた。ということで以上の曲あたりで最近はローテーションしてる。

 

Garden Original Soundtrack

Garden Original Soundtrack

  • Duca, ANZE HIJIRI
  • アニメ
  • ¥2000

 

書いているうちに色々と思い出してきて、そういえばCUFFSのさくらむすびとGardenもピアノの良いBGMを持っていたことに思い至って、取りこぼした話題に気づく。けれど本来が無学の身であって、ここまで書くのも結構苦労したし、あまり音楽に触れすぎてもぼろが出てしまう、というかもう出ているかもしれないので、この辺で切り上げておく。

 

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泉鏡花記念館行った

泉鏡花という作家、以前に好きで作品をよく読んでて、このブログも開設して間もない頃にはその影響を受けてた時期があった。それでも今になって振り返ってみると、ブログを続けていくなかで彼と彼の作品に触れる場面はあまりなくて、その影響力は森博嗣やZUNに比べて小さかったことを認めざるをえない。今ではブログタイトルにかろうじて面影が残る程度、その痕跡はほとんど見えなくなってしまっているけど、それでもやっぱり好きな作家の一人だったりする。金沢に記念館があることは前々から知っていて、いつか行ってみたいと思っていたところに時宜を得たので訪れた。

 

www.kanazawa-museum.jp

 

まず何を書こうかと思ったとき、そういえば最近の能力系漫画で文豪ストレイドッグスというのがあったねと、そして泉鏡花も登場していたよねということを思い出して、参考がてらアニメ版見てた。かの作品では美少女になっている鏡花だけれど、記念館の写真に映る面影は丸眼鏡を掛けた男性のそれであって、また展示でも長男と紹介されているのでどうやら男の人っぽい。

 

 

常設展、展示室はあまり広さはなくて、生い立ちの紹介とゆかりの品々が展示されてる。解説によれば泉鏡花はとにかく潔癖症だったらしくて、食べ物には火を通すし、消毒用のアルコール綿は常時持ち歩いて、あとホコリが落ちてこないように天井板の隙間は塞ぐ徹底ぶりだったっぽくてストイックな緊張感がある。一方で向かい干支、自分の干支と反対の位置にある干支のことだけど、これが縁起が良いということで、鏡花の向かい干支であったうさぎグッズがいくつか展示されてて、こちらはやさしさと微笑ましさがあった。このあたりは文豪ストレイドッグスの鏡花が湯豆腐が好きという設定、それに携帯に付けていたうさぎのストラップに反映されてるのかもしれない。あまり詳しく知らなかったけど鏡花とうさぎの結びつきはけっこう強いらしくて、それは向かい干支の話が母親からの言いつけでもあったからだそう。うさぎは記念館の意匠にも現れていて、ロゴにあるうさぎの耳と丸眼鏡と横顔との取り合わせにはデザイン的な巧さ感じる。

 

これとは別に途中でジオラマがあったけど通り過ぎてしまったから詳細は不明、あと展示室以外にもミニシアターがあって、こちらもちゃんと見れば良かったんだけど、映像の途中で興味が失せてしまったのでよくわからないまま終わった。

 

 

常設展とは別の企画展、今回訪れたときに展示されていたのは宇野亞喜良山本タカトが手がけた作品群で、これらは鏡花作の戯曲『天守物語』に関係するもの。鏡花の作品、僕はひたすら短編ばかり読んでいたからこの戯曲は読んだことはなくて、それは文語体の長編を読めるほどの忍耐強さが僕の中に存在しないからなのだった。なので今回初めて世界観を知ったし、戯曲の意識高まったはずだったけど未だに読めてない。

 

山本タカトの画風はどこかで見たような気もしていて、少し調べたら夜想とかパラボリカ・ビスと繋がってきた。後者は耽美な絵画や芸術を展示しているギャラリーで、僕もかつて一度訪れたことがあったんだけど、ああなるほどなという感じ。あるいはショップで売られていた文庫本のカバー表紙絵が天野喜孝で、僕は中学時代にFFをやって以来もうずっと天野絵はいいぞという感覚を引きずり続けているけど、泉鏡花山本タカトしかり、天野喜孝しかり、そういう耽美の文脈で位置づけられる作家なんだなということを今回あらためて思った次第です。

 

天守物語 (Pan-Exotica)

天守物語 (Pan-Exotica)

 

  

ショップでは企画展に関連した天守物語の書籍も売っていて、買おうかとしばし悩んだけど、わざわざ旅路に荷物を増やす必要もあるまいと思って買わずに済ませた。代わりに絵葉書を数枚買って帰った。

 

 

金沢はかつて文豪がよく住んでいたらしくて、それは三大文豪として泉鏡花徳田秋聲、そして室生犀星が挙げられていることからもわかる。僕はこれまで泉鏡花しか知らなかったけど、金沢にはそういう背景があることがわかって物知りになれた。その日は1DAYパスポートを買っていて、これは当日中に金沢市内の文化施設に行き放題になるというもの。上であげた三人の記念館はもちろん、他のミュージアムも行くことができてお得。このチケットもそうだし、これとは別にナイトミュージアムの催しもやってるらしくて、金沢はそういう芸術系の盛り上げ方が上手いと感じる。

 

当日はついでに徳田秋聲記念館にも寄ってみたんだけど、こちらは僕のほかに観客が一人もいなくて、静かでゆったりとした時間を過ごすことができた。三大文豪の残りの一人である室生犀星の記念館は少し遠かったので今回はパス、次に金沢に来る機会に取っておいた。

 

Cave 「怒首領蜂最大往生」 遊んだ、他

東京・日本橋にあるギャラリーspace caimanで先週末から開催されているポメロメコ展、作者である劇団イヌカレーについて僕が知っているのはまどかマギカくらいなもので、せいぜいにわかファンといったところなんだけど、実際足を運んでみたらなかなか良さあった。でも残念ながら今回の記事の主題はそれではなくて、もちろんポメロメコ展についても機会があれば書いてみたいけど、展示を見た帰りに駅近のゲーセンに寄って、怒首領蜂最大往生を久しぶりに遊んだ日記風の記録。

 

このゲーセンには休日にしか来たことがないし、たいていspace caimanに行った帰りに寄る程度のもので、そんなに足繁く通っているわけではない。なので詳しい現場状況を知るわけではないんだけど、いつ行ってみても結構空いてる。麻雀がやたら充実しているのがここの特徴で、コナミ麻雀格闘倶楽部セガのMJも結構な数の筐体が置いてあって、でも遊んでいるのはせいぜい数人という様子しか見たことない気がしている。それは遊ぶ側にしてみれば騒がしくなくて実にありがたいんだけど、採算取れてるのかなと余計な心配をしてしまう。

 

それで今回行ってみたら見慣れない縦画面の筐体が並べてあって、よく見たら中に入っているのが最大往生で、驚いたのと懐かしさあったので思わずコインいっこいれた、もといSUICAを端末へと向けた。ここでは多くのゲーム、もしかしたら全部のゲームかもしれないけど、コイン投入もできつつ電子マネーにも対応しててとても便利。ちなみに最大往生の隣の筐体には虫姫さまふたりブラックレーベルが入っていて、こちらは遊ばなかった。

 

ゲームの経過、三和製スティックのやわらかさとC-S機体のCV能登麻美子のやさしさを感じつつ開始して、残機を見たら5機設定でこれまたやさしさを感じたのもつかの間、パターンを完全に忘れてることに気づいて愕然とする。以下詳細は省くけど、3面中ボスで1ミス、そのすぐあとくらいで8億点のエクステンド、4面中ボス前で1ミス、中ボスではオートボム発動したせいで1UPは取れず、中ボス後で2ミス、ボスで1ミス、そして5面中ボス手前で1ミスしてゲームオーバー。幸龍にすらたどり着けずに終わって、なんかもうどうしようもない感じに腕が落ちてて語る言葉も出ない。

 

それでも当時の観察眼は未だ自分の中に残っていて、上で書いたようにどこでミスしたかもそうだし、どこで危なかったかもちゃんと覚えられていた。どこが難しくて要点なのかということ、これを攻略のコツとでもいえば良いのか、そういうものを見出すことができていた。これは数年前の度重なる試行の末に得たものであるから、そうした要点やコツを知らないゲームの攻略、もっと一般化すれば未知の問題に対しても、即座に見いだせるかといったらそんなことはない。けれど以前に記事*1にしてた東大卒プロゲーマーの中で「何かに真剣に取り組むと、たとえそれがゲームであっても、いつの間にか、成功するための『型』のようなものが身につく」とあったように、どうすれば攻略のコツ、もっと一般化すれば問題の要点が見つけられるか、その取っ掛かり程度は自分の中で培われてたっぽい。

 

まあ当時から残り続けるものもあれば失われたものもあって、往時の攻略パターンは完全に忘却の彼方にあって、そしてパターンがないことにはどうしようもなかった。無印*2や大往生*3はガチガチにパターン組まなくても、なんとなくでラスボスまではたどり着けたりするものだったけど、最大往生はそうはいかなかった。遊んでいる当時はそんな感覚は少しも覚えなくて、こんなにもパターン性の強いゲームだったとは思っていなかったので驚く。以前に買っていた箱○版最大往生の超限定版には設定資料集が付属していて、中には製作者インタビューのページがあった。そこでYGWこと矢川忍氏が「(最大往生は)あまりに難しすぎ」「(最大往生のプレーヤーは)マゾですね!?」と答えていたけど、それが今になってようやく理解できつつある。

 

怒首領蜂最大往生 (超限定版)

怒首領蜂最大往生 (超限定版)

 

 

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