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ひながたり。

writing practice as practice flight

森博嗣 「自由をつくる 自在に生きる」 読んだ

はじめに 本書、以前に買ってあったと思ってて、でも読もうとしたら本棚に見当たらなかった。引越かなにかのタイミングで手放したのかなとも思ったけど、今回読んでみたら記憶に残ってる文章が見当たらなかったから、たぶんそもそも買ってなかったんだと思う…

サリンジャー 「エズミに捧ぐ――愛と汚辱のうちに」 読んだ

はじめに 本作、ナイン・ストーリーズに収録された物語のうちの一編で、原題は "For Esme with Love and Squalor"。僕は野崎孝訳の新潮文庫版で読んだ。副題にある汚辱というのは、英語の原題だとsqualorとなっていて、英英辞典*1を参照すると "dirty and un…

iOS版 「虫姫さま」 遊んだ (11月2日18時まで無料配信中)

以前にこのブログでも記事*1にしてたティザーサイト*2、CaveのSteam参入の記念すべき第一弾が、みんなの予想通りに虫姫さまだったのは記憶に新しいところ。そのリリースを記念して、iOS版の虫姫さまが期間限定で無料配信中 (ヤッター) とのことだったのでダウン…

DCEXPO 行った (1年ぶり4回目)

毎年この時期になると日本科学未来館で開催されるDCEXPOに行くのが恒例となりつつあって、今年も行ったので何か書き残しておく。 www.miraikan.jst.go.jp DCEXPO、正式名称をDIGITAL CONTENT EXPOといって、毎年10月になると4日間くらいの日程で開催されます…

横井軍平、牧野武文 「横井軍平ゲーム館」 読んだ

はじめに 本書、もともとは1997年に発行された書籍を復刊したものだけど、珍しいことに2度目の復刊ということ、それに同じ著者による別の横井軍平本も存在していて混乱しがちなので、以下に時系列を整理しておく。 横井軍平ゲーム館 (1997年、アスキー) ゲ…

はら 「うさぎたちのがっこう」 読んだ

以前に記事にした「四人制姉妹百合物帳」*1、僕が買ったのは星海社文庫版だけど、この本はもともと同人誌として発行されたもので、同人誌版の挿絵は本書の作者が描いてるとのことだった。当時の記事*2見るとわかるけど、絵に独特のすべすべ感あって良かった…

今野浩 「ヒラノ教授の論文必勝法」 再読した

はじめに 以前の記事*1、「何を」と「どうやって」の境界をポール・グレアムの「ハッカーと画家」から引用したけど、そういえば同じ話題が本書にあったなということを思い出して、もう一度読んだ。 「できる研究者の論文生産術」*2は、タイトル通り論文に関…

スチーム熱い

PCゲームプラットフォームのSteam*1、今年に入ってからアカウント取得して使い続けてる。Grand Theft Auto VのPC版が(延期を重ねながらも)今年4月に発売されるということで、僕はこれまでGTAシリーズを遊んだことがなかったんだけど、そろそろ遊ぶ頃合いか…

へんりいだいだい

以下は昨日書いたもので、本当は昨日のうちに投稿したかったんだけど、リンク貼ったりなんだりしているうちに日付変わった。あと記事書いてるうちに、これなんだか第七官界彷徨*1っぽいなと思い立って、意図してそういう文章構造を試してみたかったというの…

jadda+ Issue2 読んだ

はじめに まずは特設サイトをご参照ください。格好良い。 【jadda+ C88新刊】チーム制作が苦手なアナタのための、一冊まるごと「チームで同人誌をつくる」を特集した『jadda+ Issue 2』【1日目・東フ-01a】jaddaplus.com サークルjadda+が去年の冬コミで出し…

森美術館 「シンプルなかたち展」 行った

はじめに 少し前の話になるけど、東京は六本木にある森美術館に行ってた。シンプルなかたち展というのやってて、公式サイトもシンプルなつくりになっていて良さある。 <a href="http://www.mori.art.museum/contents/simple_forms/" data-mce-href="http://www.mori.art.museum/contents/simple_forms/">森美術館の展覧会「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」 2015.4.25(sat)- 2015.7</a>…

暑くて夢見がち

最近暑すぎて夢見がちだった。 夢 大学で学位もらうのに、今日が予備審査で、明日が本審査というタイトなスケジュールになってて、これから予備審査始まるのに、発表練習を全然してなくて絶望的な気持ちになる。目覚めて夢だとわかった途端、安堵のあまり二…

尾崎翠 「第七官界彷徨」 読んだ

雑 感 読了後に冒頭部分を振り返ると、驚くべきことに本作の内容をたった二文であらわしてて、この小説がかなり周到なつくりになっていることに気付かされる。 よほど遠い過去のこと、秋から冬にかけての短い期間を、私は、変な家庭の一員としてすごした。そ…

「星のカービィ 夢の泉の物語」 遊んでた

今週のお題「ゲーム大好き」 任天堂の岩田聡社長の訃報を目にしたのが月曜の朝で、深い悲しみを感じつつも、なにかゲームについて書こうとあれこれ考えてた。おりしも先日の7月15日がファミコンの発売日だったというのと、あと今週のお題がそれっぽかったの…

「できる研究者の論文生産術」 読んだ

はじめに 本書の帯にある謳い文句「良い習慣は、才能を超える」、僕自身もこれ信じてて、というか信じないことには、いろいろときびしい境地に達しつつある。研究者として生きていくうえで、論文を書くことの大切さ・重要性は身にしみてわかっているつもりだ…

後方互換性を維持する勇気と、維持しない勇気と

タイトルは大東京トイボックス (7) (バーズコミックス)からのオマージュ、先日のE3の発表でXbox Oneに後方互換機能が実装されるらしくてすごく助かる、というお話です。 家にあるXbox 360、最近になってACアダプターから騒音出てくるようになってきて、そろ…

SNK 「メタルスラッグ」 遊んでた、他

文化放送超!A&G+のNEXT GENERATION Lady Goという番組*1、4月から20時台の放送になったおかげで、生放送で聴けるようになってすごく助かる。月曜のパーソナリティは変わらず上坂すみれで、少し前の放送回になるんだけど、メタルスラッグの話題出てきてて懐か…

倉島保美 『論理が伝わる 世界標準の「書く技術」』 読んでた

僕をして文章構造厨にせしめた本。いやでもなかなかよいものです。 論理的な文章が持つべき構造、もしくは論理的な文章の書き方といったほうが良いのか、「パラグラフ・ライティング」という世界標準のやり方があって、本書はそれを一冊使って説明してる。理…

石川博品 「四人制姉妹百合物帳」 読んだ

「サロンの仲間は姉妹のように愛し合うんだ」 四人制姉妹百合物帳 (星海社文庫) 作者: 石川博品,まごまご 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/12/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (8件) を見る 随分久しぶりに小説読んだ。冒頭の引用は本の帯に書…

ZUN 「東方地霊殿」 遊んだ、他

タイトルの通りなんだけど、すごく久しぶりに東方地霊殿やったら、難易度ノーマルですら1周ALLできなくなってて焦る。 道中、3面まではすごく順調だったのに、4面から急に難しさ出てきた。中ボスとして至る所に出てくるお燐(猫形態)の全方位弾、密度高いう…

かかみがはら航空宇宙科学博物館行った

航空宇宙のミュージアム的なもの、外国ではわりとメジャーな気がするけど、日本では各務原にある航空宇宙科学博物館がほぼ唯一かつ最大規模なんじゃないかと思ってる。かかみがはら航空宇宙科学博物館、前々から一度は訪れたいと思ってて、今回ようやく行く…

幸村誠 「プラネテス(2)」 再読した、他

零戦の復元機体を見に行った話*1、機体そのものは美しくてかなり満足度高かったけど、当時のネット界隈の記事を読むと、この展示の真の目的は零戦を日本の空で飛ばすプロジェクトの宣伝らしかった。 「零戦を日本の空で飛ばしたい」とオーナーの熱意で里帰り…

堀越二郎 「零戦」 読んだ

去年の11月の話になるけど、さいたまスーパーアリーナで零戦の復元機体が展示されると聞いて、是非にと思って行ってみてた。 https://www.zero-sen.jp/event/ 展示会場のスタッフが実際に動かしながら説明するには、零戦の主翼端は50センチほど上側に折りた…

ブログ作って1年経ってた

ブログ、去年の2月に開設だけしてて、けれど去年の5月の初投稿記事*1までしばらく放置してた。去年の2月に何があったかというと、ALcotの新作Clover Day'sがそろそろ発売されるよということで体験版が公開されてて、しかもツイッターで感想つぶやくと何か抽…

アールデコ見直した

アールデコ、直線的・幾何学的くらいにしか知らなくて侮ってたけど、東京都庭園美術館に行ってみたら思いのほか良くて見直した。 ミュシャをはじめとするアールヌーヴォー寄りな僕にとっては、アールデコというと直線的・幾何学的くらいの印象しかなくて、ア…

ギッシング「ヘンリ・ライクロフトの私記」読んだ

どうやって本書の存在にたどり着いたか、その経緯をすっかり忘れてしまったんだけど、2014年に読んだ本のなかではかなり印象に残ってる。表紙の紹介文にある一節、「自己にたいする強靭な誠実さ」という言葉は、今でも僕の心を捉えてやまない。この誠実さを…

夢日記つけてたら2月終わった

最近の楽しみが夢日記をつけることくらいしか無いけど、結構楽しんでたらいつの間にか2月終わってた。 夢 学校の理科の実験で衝撃波発生させてた。あんまり大きくない実験装置に円形のガラス製覗き窓がついてて、そこから覗くと、鉛筆や紙コップの先端からシ…

他人と話すことの効果

問題、自分自身の視点変えないと、見えてすらこない。たとえ自分では問題が無いと思えても、それは自分の視点からは見えていないというだけで、そして見えていないのだから具体的に認識することもできない。そういう類の厄介な問題が存在するよ、ということ…

カリーニン7のイラスト観てきた

双発の、つまりエンジンが2つ付いてる旅客機は、例えエンジンが1つ止まったとしても、もう1つのエンジンだけでもある程度の時間は飛行可能なように設計されてる。このあたりETOPSという安全基準が定められていて、例えばWikipediaなんかが詳しい*1。 4発機の…

ジョナサン・アイブの本読んだ

この本読んだ: ジョナサン・アイブ 作者: リーアンダー・ケイニ―,林信行,関美和 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2015/01/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ネット上での感想見てたら自分でも読みたくなった。紙の本をAmazonで買おうとし…

本によって読み方を変える

はじめに 以下の記事にインスパイアされています。感謝! 最近の本の読みかた - dd_otsuさん 本によってその読み方を変えるということ、自分のなかでは常日頃考えていたけど、きれいな形にアウトプットしたことなかったので、試しに書いた。そのまま鵜呑みに…

\[Git] cherry-pickすごく助かる

『Gitポケットリファレンス』をつらつらと読んでたら見つけた。 チェリーピックは、あるブランチの特定のコミットを選択して、現在のブランチに反映します。 特定のコミットだけというのがキモで、これずっとやりたかったんだけどVCSの設計哲学的にできない…

能登麻美子 「おはなしNOTE」 第2弾聴いた

以前に記事*1にしてた朗読CD、第2弾が出ていたので買ってみたら、冬の詩の特集のところで宮沢賢治の『永訣の朝』が入っていて嬉しかった。 このCDは、超!A&G+で放送されている同名の朗読番組から、いくつか(といっても結構な数)の作品を精選して収録した…

SWITCH Vol.33 読んだ

SWITCH、これまで買ったことなかったけど、今月号の特集がネ申ゲー100だったので買ってみた。きょうびシューティングゲームなんて流行らないよねーと思いながら眺めてたら、ゲーム音楽のところでOneohtrix Point Never(ワンオートリックス・ポイント・ネヴ…

key 「AIR」 - 音声がつきました

iPhoneをふと見ると、アプリ「AIR」からのアップデート通知。アップデートでは久しく名前を見かけなかったこのアプリだけど、アップデートメッセージを見れば「音声がつきました」だって? 驚いて思わず起動してしまったよ。思えばボイス有りのAIRってプレイ…

宮野公樹「研究発表のためのスライドデザイン」

第2章にある一文が、本書の効用を端的に示しているといえるでしょう。 これまでは、どうすれば「わかりやすい」スライドを作成できるのかといった基準が何もわからない状態だったかもしれませんが、これからは、少なくともここで紹介してきたスライドデザイ…

森博嗣 「人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか」

第5章にある本書の結論が以下のとおり。 いずれにしても、大事なことは、「もうちょっと考えよう」という一言に尽きる。これが、抽象的思考に関する本書の結論といっても良い。あまりにも簡単すぎて、「え、それだけ?」と驚かれたかもしれない。 「え、それ…

綾奈ゆにこ「ちいさい百合みぃつけた」

まず一番に挙げておきたいのは、百合とはなにか、という問いに対するひとつの答えを、本書から見つけられたこと。コラムに出てくる以下のくだりを読んだとき、はっとさせられると同時に、僕自身がおのずからこの言葉を語り得なかったことを少し残念に思った…

毎日更新される英語ニュースポッドキャストまとめ

はじめに タイトルの通りですが、google検索で"ポッドキャスト 英語"と探しても所望のまとめが得られなかったので、自分で作りました。誰かの英語リスニングの一助になれば幸いです。同時に現時点で自分が聴いている番組の記録として。 選びかたの基準 僕個…

力をそぐ質問と力を与える質問

タイトルは以下の書籍からの引用です。 20代で身につけたい 質問力 (中経出版) 作者: 清宮普美代 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版 発売日: 2014/04/10 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 研究で周りの人と議論なんかをしていると、相手…

モレスキン白版(星の王子さま) Ver 1.5

サン・テグジュペリ*1の『星の王子さま』をあしらった白いモレスキンについて、以前の記事*2は18ヶ月ダイアリーの登場に合わせて書いたものだったけど、最近になって来年の手帳はどうしようかなと思い立ち、モレスキンの公式サイト*3を覗いてみたら、その後1…

Cave 「怒首領蜂」 - 無印

前回記事*1にした『ちいさい百合みぃつけた』について、発売当初はAmazonで在庫切れになっていたので、仕方なくリアル書店まで買いに出向いたんだけど、その帰り際に久しぶりにゲーセンに寄って、久しぶりに本作をプレイしたら、どうにか1コインクリア出来た…

わたしを構成する三大百合作品

はじめに ちいさい百合みぃつけた 作者: 綾奈ゆにこ,HERO 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2014/11/22 メディア: コミック この商品を含むブログ (2件) を見る 月刊ニュータイプでの連載が書籍化された『ちいさい百合みぃつけた』の特別コラム1…

Key 「CLANNAD」 - 10年越しの英語版

2004年発売の本作は今年でちょうど10周年。もう10年も前のゲームなのか、と思うにつけて、過ぎ去った年月の早さと、等しく自分に加算された年齢の重みに驚かざるを得ない。英語版の製作を掲げて出資を募った先日のKickstarterでは、わずか数時間で目標金額を…

自分と向き合う静かな時間

以前にも記事*1にした能登麻美子のおはなしNOTEをAG-ONで聞いていたら、とある一節が心に刺さったので以下に引用。口述筆記の要旨だけど、趣旨は捉えていると思う。言葉の使い方がとてもしっくりきて、さすが言葉に魂を込めている職人は違うな、と思った次第…

臨海のサイバースペース

東京はお台場の臨海地域には、世の中より少しだけ未来に近いサイバースペースこと日本科学未来館 (Miraikan)があります。毎年この時期になると訪れたくなって、というのもDC EXPOが開催されているからなんだけど、今年も例年通りに行ってきたのでそのメモ。 …

コトブキヤ 「怒首領蜂 大往生 TYPE-A」

巷ではモンハンの新作が話題になっているようですが、私はいまだに12年前のシューティングゲーム『怒首領蜂 大往生』で遊んでいます。長いことB-Sで1周する程度の能力だったわけですが、最近になってようやく2周目突入が安定してきました。もちろんALLなんて…

世田谷美術館 「ユートピアを求めて」

文化放送 超A&G+で夕方5時~6時に放送している『A&G NEXT GENERATION Lady Go!!』という番組があります*1。毎週月曜は声優の上坂すみれがパーソナリティをつとめていて、いつの放送かは忘れたけど、芸術っぽい話題でロシア・アバンギャルドが取り上げられ…

梅原大吾 「勝負論」 - 勝負師のための幸福論

本書はだいぶ昔に買ってあったんだけどちょっと手付かずになっていて、でも『東大卒プロゲーマー』に感化されたこともあって*1、今回ちゃんと読んでみた。第1章が相当面白いです。 ただ深く自覚することになったのは、結局僕はひとりの世界にいるよりも、誰…

シューティングゲームとエピックウィン

はじめに 先日の記事*1で触れた「東大卒プロゲーマー」の著者・ときど氏いわく、「何かに真剣に取り組むと、たとえそれがゲームであっても、いつの間にか、成功するための「型」のようなものが身につく。」と。氏はゲームで培った「型」を生かして東大に合格…

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