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ひながたり。

writing practice as practice flight

尚月地 「廃墟少女」

廃墟と少女なんてこの上ない組み合わせ。と思ったら、オムニバス形式の4話中1話だけでした。各話に繋がりはありません。

 

絵の美しさばかりに目が向いてしまいがちですが、作者の持っている混沌とした世界観もまた得がたいものです。とりわけ「音楽が見える男」は特に好きです。

きっかけは別のところにあったとしても、本当に私を苦しめていたのは、黒川でも周りの人間でもなく、いつだって私自身だった

私はあんなに、楽しげに音楽を始めたのに…!!

――私が妬み続けた男は、同じように私を妬んでいたのだ

きっと上手くいかない事があるのは自分だけではない――色々な人たちが、他人の思いもかけない事で、悩み苦しみながらも必死で生きている

楽しくて始めたはずがいつの間にか苦行のようになってしまう。そしていつでも他人の芝生は青いもので、ともすれば相手に対する恨みつらみばかりになってしまう。でもそれは妄想に過ぎなくて、誰だって悩みはあるし、もしかしたら同じようにまた別の嫉妬心に苛まれているのかもしれない。要はこころの持ちようということです。これを書いてる最中に7つの習慣の主体的に生きる話とか、ラッセルの幸福論の第六章が浮かんできたけど、ちょっと自分の中でまとめきれてない。またの機会にできたらやります。

 

廃墟少女 (KCx ARIA)

廃墟少女 (KCx ARIA)

 

 

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