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ひながたり。

writing practice as practice flight

平野耕太 「HELLSING (9)」

読書

私は何者にも命を受けずにここに立っている

私は私として立っている

ウォルター・C・ドルネーズとしてここに立っている

 

アーカードに敗れたアンデルセンが消滅する直前、颯爽と現れた執事ウォルターの台詞です。この場面は何度読み返しても鳥肌もので、もともと味方だった彼が敵側に寝返って登場するのは言うまでもなく、続く台詞・コマと相まって読者に強烈な印象を与えます。もし自分の意思のままに進む道が選択できるとしたら、たとえ悪魔に魂を売ったとしても、望みを叶えるだろうか?この是非の判断にはおそらく余程の強い心を要求されるんだろうけど、この場面からは是を選択した彼の並々ならぬ気魄が伝わってくる。

 

HELLSINGの作風はイロモノというか、僕も最初は受け付けなくて忌避していたんですが、あるときを境にして急に好きになりました。台詞回しと絵がとにかく格好いいんですよね。作者が巫山戯ているのか真面目なのかは、いまいちよくわかりませんが。

 

HELLSING 9 (ヤングキングコミックス)

HELLSING 9 (ヤングキングコミックス)

 

 

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