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ひながたり。

writing practice as practice flight

後方互換性を維持する勇気と、維持しない勇気と

タイトルは大東京トイボックス (7) (バーズコミックス)からのオマージュ、先日のE3の発表でXbox One後方互換機能が実装されるらしくてすごく助かる、というお話です。

 

家にあるXbox 360、最近になってACアダプターから騒音出てくるようになってきて、そろそろ壊れるんじゃないかと心配してる。どうも冷却ファンのすわりが悪いみたいで、アダプターを何度か傾けたりしてると次第に治まるんだけど、だんだんと騒音発生の頻度上がってきてる。次世代機のOneが出てるなかで今更360を買い直すのもなんだかな、という気がしてて、でもよくよく考えてみると、本体が壊れたらソフトも自動でお蔵入りになるのだからきびしい。これまでの僕のシューティングゲーム生活を支えてきたCAVE シューティングコレクション、たとえ手元に置いてても肝心のハードが無かったらどうしようもないわけで、全部捨ててしまうのと変わらない。するとやっぱり予備の箱○買っておくべきかと、3月くらいから悩ましい状況だった。だからXbox One後方互換機能が実装されるならすごく助かって、安心して乗り換えられる。

 

当初は後方互換性は無いですと言いながらも、前言撤回となった今回のケースに見られるように、後方互換性を捨てるという決断、なかなかできるものではないと思ってる。過去の資産が引き継げますというだけで、次世代機の購入のハードルはかなり下がると感じてる。個人的にもっとも華麗に感じた後方互換性の維持は、PS2ことプレイステーション2だった。同じCD-ROMだからこれまでのPS1のゲームも動くんだろうという期待があって、期待通りに動いてくれて乗り換えのモチベーション高まった。おまけにDVDも見られるということで、思い出補正も加わるけど、PS2はかなり良いハードだったと今でも思う。

 

一方で、それでも後方互換性を捨てる決断をして、実際うまくいったハードというものも確かにある。個人的にもっとも鮮やかに感じた後方互換性の切り捨ては、スーファミことスーパーファミコンだった。当時ファミコンがどれだけ普及してたか調べてないけど、あれだけ流行ったファミコンの資産を全部捨てるというのは、メーカー側にとっても重い決断だったと思う。それでもスーファミファミコンと比べてボタンが増えたり、画面が格段に綺麗になったりと、かなり次世代感あふれるハードだったように記憶してる。ともすれば次世代感それ自体が購入のモチベーションになりえたかもしれないなと、今になって感じてる。あるいは新規ユーザーからすれば、過去の歴史との断絶は、却って“デビュー”し易い印象を与えるかもしれない。似たようなこと前に少し書いてた*1。そしてほどなくスーファミが一時代を築きあげるのはご存知の通り。

 

後方互換性を維持するか切り捨てるか、どっちが有効かはゼロイチでは判断できないんだと思えてくる。過去の資産を活用すれば勝ちやすくなるのは確かだろうけど、一方で互換性維持にかかるオーバーヘッドだってどんどん重くなっていくから、必ずどこかで切らないといけない場面が出てくる。結局のところ維持するか否かは「時と場合によります」という、なんともありきたりな解しか僕には出せなくて、あまり面白くない。それでも後方互換性を維持する勇気を示したXbox Oneと、維持しない勇気を示したプレイステーション4、両者の勇気に敬意を表したい。こちらからは以上です。

 

 

 

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