ひながたり。

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はら 「うさぎたちのがっこう」 読んだ

以前に記事にした「四人制姉妹百合物帳」*1、僕が買ったのは星海社文庫版だけど、この本はもともと同人誌として発行されたもので、同人誌版の挿絵は本書の作者が描いてるとのことだった。当時の記事*2見るとわかるけど、絵に独特のすべすべ感あって良かったので同人誌買ってみた。作者ブログにある同人誌紹介の記事、直近だとこちら。

 

pencilpen.cocolog-nifty.com

 

内容、動物のうさぎじゃなくてうさぎみみJCが何人か出てきてがっこうで戯れるというもので、見てるだけで幸せになれます。はじめのページのまえがきとキャラ紹介的なもの、1巻の時点では登場人物4人しかいなくて、全員名前なくて2年生と3年生としか書いてない。2巻以降では1年生が増えて5人になってるけど、相変わらず名前ない。それでどうやって話進めるんだって思うけど、お互いに「仮定過去完了(コードネーム)」とか「2次導関数(コードネーム)」とか、あとは普通に「せんぱい」とか「ロリアネゴ」とか呼んでて差し障り無い感じだった。

 

シリーズ3巻まで出てるけど続きものじゃなくて、「1つ1つは続いているようで続いていないような刹那的快楽主義に基づく内容」*3とのことなので、どこから読んでもうさぎみみJCの良さ感じられます。最近になってわかってきたのは、どうも僕は部分に拘りすぎるあまり全体が理解できない、あるいはトップダウンよりもボトムアップ寄りに考える傾向があるらしいということで、これはまた別の機会にじっくり内省してみたいところだけど、とにかくストーリー無しに場面毎の描写を絵として楽しむことができるのはありがたい。刹那的快楽主義あるいは唯美主義というのも悪くない。繰り返しになるけど、うさぎみみJCでめっちゃ良さある。

 

発行がそれぞれ2008年、2012年、2013年ということで、かなり間があいてて、作者の画風の変遷を追うのもまた一興かもしれない。2巻のか弱すぎる描線から一転して、3巻では紙面の濃淡のコントラストが強くなって味わいある。でもどの巻にもうさぎみみJCたちの百合々々しいやりとりと、「あとはどれだけはらさんがクレイジーかもお楽しみ要素のひとつですね」*4ということで、作者のクレイジーさは変わらずに存在する。とくに3巻最後に出てくるメガネ屋の女子店員が素で百合っぽくて良い。あとがきの言葉を借りれば「女子中学生大好きな女子店員が女子中学生の耳を愛撫し放題まんがです」*5。作者のクレイジーさとはまさにこういうところにある。

 

余 談
  • 「学年によってうさぎみみの長さが違いますよ。ためになりましたか?」*6
  • うさぎみみJCとか女子中学生とか打ちまくったせいでPCの日本語予測変換が不穏な感じになったのと、あと本書に絡んで「森博嗣は」っていう書きかけのメモが出てきて、森博嗣と本書の何を結びつけようとしてたのか全然覚えてなくてこれまた不穏だった。

 

*1:石川博品 「四人制姉妹百合物帳」 読んだ - ひながたり。

*2:イラスト描きました情報: pencilpen

*3:2巻まえがきより引用

*4:1巻まえがきより引用

*5:3巻あとがきより引用

*6:2巻まえがきより引用

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