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ひながたり。

writing practice as practice flight

単調な日々の繰り返しに健やかな時間を過ごす

はじめに

今年に入ってから、仕事以外のやりたいことについて「平日であっても少しでいいから毎日時間を費やす」というのを試し続けたら、この1月の一ヶ月間で相当に満足度の高い生活ができてて、最高の状態とまではいかないけど、とにかく自分でもちょっと驚いてる。この記事では毎日時間を費やす対象としたものと、その結果得られた良かったことを書くし、そしてそれらの下地になっている先人たちの知恵を紹介する。

 

 

毎日15分くらいゲームで遊ぶ

一番大きかったのがこれで、去年は1~2時間程度のまとまった時間ができないと遊ぶ気になれなくて、遊ぶ間隔が自然とあいてしまってた。するとゲーム内でどういう話が進んでたかを忘れるし、ゲームによっては操作方法も忘れてうまく動かせないしで、ゲームへのモチベーションが下がって遊ぶ間隔がさらにあく、という負のスパイラルだった。

 

今年に入ってからは15分だけでいいからと思い切って、手元のiPhoneのタイマーアプリで15分計りながら遊ぶようにした。良かったのは短い時間でも結構楽しめるものだとわかったこと、そして毎日遊ぶことでゲームへのモチベーションも維持できたこと。「ゲームがやりたいのにできない」というストレスはかなり改善されたし、おかげでこれまで積んでた美少女ゲームを2本ほど崩せたのには自分でも驚いてる。ここ2年間はまともに遊び終わった美少女ゲームなんてたぶん1本もなくて、それは上で書いた理由で話が繋がらなくなって積んでしまってたんだけど、この一ヶ月間でカルタグラの全ルートをひととおり回って、あと相思相愛ロリータを1周した。これらの経緯と感想は未来の記事に譲るとして、特に後者はその穏やかで安らかな空気感が良い。もしこの記事もまた涅槃の空気を纏っているとしたら、それはおそらく本作の影響である。

 

ゲームを毎日遊ぶことについては、以前に読んだウェブの記事が参考になってて、「毎日1時間だけゲームで遊ぶ。1時間より多くても少なくてもいけなくて、きっかり1時間遊ぶ」というような論旨だったと記憶しているけど、今になって検索しても見つからなくて途方に暮れてる。

 

 

毎日15分くらい書く

去年は休みの日に結構な時間をかけてブログ記事を書き上げるということをしていて、記事は出来たけれど休日は終わる、もっと他のこともやりたかったなともやもや感が残ることもあった。今年に入ってからは毎日ちょっとずつ書き貯めていくことで、休日の負荷を減らしながらコンスタントに記事書けてて良い状態になれた。

 

良かったのは自分のなかで長めの文章を構成するための方法論を見出しつつあること、それにどう書くかのアイデアが浮かびやすくなったこと。毎日ちょっとずつ書く文章は散発的あるいは発散的で、それだけでは長い記事にはなりえないけど、少しずつ方向性を揃えて、文章構造を考えて、最後に休日に少し時間をとって清書して仕上げる、そういう書き方が自分の中で備わってきて、おかげで長めの記事も作りやすくなった。あと毎日書いていると、どうでもいいときにふと良い文章が浮かんでくることがあってお得感あった。それはたぶん書いてないときでも無意識的に思考が進んでいるからで、そのためにはできるだけ毎日考える時間を持つことが大事そうだという実感がある。

 

文章を毎日書くことについては、すでに先人たちがその知恵を書いてくださっている。どれだけの時間書くかは人それぞれだろうけど、今回僕が試した15分というのは、短い時間だけ集中すれば良いという思い切りが心理的障壁を下げてくれるし、かつ集中力の持続するほどよい時間で量もそれなりに書けるということで、自分にとってはちょうど良かった。

 

eroge-pc.hatenablog.jp

 

kaiteki.hateblo.jp

 

 

毎日2話だけアニメを観る

アニメは興味はあるけど観ない状況がずっと続いてて、それはおもに時間が取れなかったからだけど、別件で毎日エアロバイクを漕ぐ習慣があったので、これと組み合わせて毎日アニメを観ることを試みた。もともとはエアロバイクを漕ぎながらFPSをやろうとしていたんだけど、ちゃんとハンドルを握らないと安定感がなくて無理だと悟ったのでアニメ視聴に切り替えたのだった。すでに先人たちがその知恵を書いてくださっている。

 

moro-tyo.hatenablog.com

 

kionachi.hatenablog.com

 

30分アニメ2話ぶんの時間を漕ぎ続けると疲れてくるので終わりにする。12月末からこれまでの一ヶ月強でガールズパンツァーとSHIROBAKOを観終わって、今はラブライブ一期を順調に消化している。上の引用記事でも書かれている通り、女の子が頑張る系のアニメととても相性が良い。

 

ちなみに毎日エアロバイクを漕ぐ習慣に至ったのは、去年の2月くらいに「脳を鍛えるには運動しかない!」という本を読んでたからだった。本書は運動が脳に与える良い影響をひたすら説き続けるという本で、いくつかのケーススタディが紹介されているけど、そのなかから導き出される結論は、

週に六日、なんらかの有酸素運動を四五分から一時間するというのが理想だろう。そのうちの四日は中強度で長めにやり、あとの二日は高強度で短めにする。 (p. 314)

とのことだった。詳しくは書籍をご参照ください。

 

脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方

脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方

 

 

 

メリハリとコントロール

今は上で書いた内容を平日ほぼ毎日こなしているわけだけど、はたしてこの生活にメリハリはあるか。一日のうちでやることが決まっていて、そしてそれらに費やす時間も決まっているから、これはメリハリがある過ごし方といえそうだった。一方でもうちょっとマクロな視点に立つと、そこにあるのは、ほとんどの時間を仕事に費やし、残った時間でゲームを遊び、ものを書き、アニメを観る毎日である。この一日がずっと続く繰り返しにメリハリがあるかというと、人によってはないと感じられるかもしれない。

 

ミクロで見ればメリハリがあって、マクロで見ればメリハリのない毎日、けれど個人的にはそれでいいと思ってて、たとえば森博嗣の著書「『やりがいのある仕事』という幻想」では、仕事をメリハリなく、コンスタントにこなしていくことの好ましさが述べられている。仕事だけでなくて仕事以外のことについても、まとめて一気にやるよりも、毎日ちょっとずつやったほうが満足度が高いように感じている。

 

それから、メリハリというのは、自分でつけようとしてつけるものではない。自然にできるものだ。調子が悪いときもあり、好調なときもある。できれば、機械のようにコンスタントに作業ができれば、予定も立てやすいけれど、人間はなかなかそうはいかない。どうしてもメリハリがつく。もっと早くから始めておけば良かったのに、怠けてしまったから、ぎりぎりで猛烈に頑張らないといけなくなる。仕事のメリハリは、できればない方が良い、と僕は思う。その方が仕事も綺麗に仕上がるし、自分の健康にも良い。 (p. 148)

 

これをもっと進めて、平日と休日の区別を無くして毎日仕事するし毎日休む、というのが1つの理想形だと思う。けれどそれをやるためには、かなりの裁量をもって周囲の環境、とりわけ仕事環境を自分でコントロールできることが必要で、その点でいえば大学で働くというのは良い。大学だと労働時間はどうしても長くなりがちだけど、いつからいつまで働くかの時間のコントロールはできるし、加えて休日と平日の区別もそんなに要求されない。森博嗣もかつては土曜も日曜も、お盆も年末年始も大学にいた(森博嗣「自由をつくる 自在に生きる」p. 58)とのことだけど、そういうやり方が(やろうと思えば)できるのが大学教員という仕事である。これから先どれだけ長くこの日々を繰り返せるかはわからないけど、今しばらくはこの健やかな時間に浸っていたいもの。

 

「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)
 

  

自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)

自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)

 

 

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