ひながたり。

writing practice as practice flight

ブログ作って2年経ってた

ブログ、一昨年の2月に開設だけしてて、けれど一昨年の5月の初投稿記事*1までしばらく放置してた。一昨年の2月に何があったかというと、ALcotの新作Clover Day'sがそろそろ発売されるよということで体験版が公開されてて、しかもツイッターで感想つぶやくと何か抽選当たるよという話だった。当時の僕はそれに乗っかろうとして、ならばちゃんと感想書いたらもっと当選確率上がるんじゃないかと安直に考えて、ちょっと長めに感想書いた。それを投稿しようと思って作ったのがこのブログだった。

 

と、ここまでは1年前の記事*2に書いた通りなんだけど、でも実を言うと感想の前にひとつだけ記事を投稿しようとしていたのだった。これはいきなり美少女ゲームの感想書くのもあれだから、まずは本についての軽い紹介記事を書いて、それから満を持してClover Day'sの感想を書こうと目論んでたからだった。当時書いてた記事、せっかくなのでここに引用してみる。なんでこの本にしたのかはいまでも謎。

 

論理哲学論考 (岩波文庫)

知る人ぞ知る美少女ゲームメーカー・ケロQの作った「素晴らしき日々」という作品があるんですが、残念ながら本作は今回の主題ではありません(でも機会があれば後ほど)。Amazonでこの作品を買おうかどうか逡巡している最中に、関連商品で目に入って思わず購入したのが今回の論考というわけです。まあいわばジャケ買いのようなものなんですけれども、実際に読んでみると全くもって想定していなかった記述様式に衝撃を受けました。もはや数学なんですね、公理から始めて定理を導いていく過程が、章番号で秩序立てられた文章の羅列で示されているだけです。文字を追ってみてもあまりに難しすぎて呆然としていたところを、巻末の訳者の解説が非常に判りやすかったので救われました。訳者が解説文で「妖しい光を放っている」と表現した本論考の魅力は、とりわけ本文最後の「語りえぬものについては、沈黙せねばならない」という訳文によってその雰囲気を損ねることなく日本語に還元されており、素晴らしい翻訳だと感じさせてくれます。

 

当初は上の400字書くだけで精一杯だったけど、最近では2000~3000文字くらいなら苦もなく書けるようになった。それだけ思考の・論理の深堀りができるようになったのは素直に嬉しい。仕上げるのにまだ時間がかかってるのには改善の余地があるけど、それでも今年に入ってから記事の作り方を少し変えてみた*3おかげで、気持ち的に楽になりつつある。

 

2年間で100記事くらい書いてきて、ここまで続いたのは正直言って想定外の事態なんだけど、続けることができた一番の理由って、自分の文体を見つけられたからだと思う。続けても疲れない書き方というのは重要で、それが自分にとってはこうやって静かに綴るやり方だった。もちろん書き方は人それぞれで良いと思うし、読み手を想定した親切な記事は僕も好きです。ただ自分でそれをやろうとすると、気遣いで疲れてしまいがちだった。なので記事をしたためるのは自分のための書く練習と割りきって、最近はずっとこんな調子で書いてる。

 

では自分の性に合った文体を見つけるためにはどうすればよいかというと、これはもう書き続けて試行錯誤するしかないと思う。僕はこれまでの記事で思考の過程を並べるだけじゃなくて、まとめっぽい記事も書いてみたし、ちょっと語りかけるふうにも書いてみたし、常体敬体の使い分け、あと英語でも書いてみるとかいろいろやった。いまでも試行錯誤してるけど、おかげで自分なりの落としどころはここにきてようやく見つかりつつあるという感じで、なんにせよ書き続けてれば何かしら良いことあるよ、ということが言いたかった。

 

まあ結局のところこの論理哲学論考の紹介記事は投稿しなかったし、素晴らしき日々も遊ばないままに気がついたら2年が経ってた。論理哲学論考は僕にとって難しすぎたのと、あと本棚が手狭になってきたのもあって、スキャンしてPDFに変えてしまって、今ではタブレットのメモリの奥底で眠っている。けれどもやっぱりALcot好きなのは変わらなくて、1年前のALcotの記事を引っ張り上げるのが目的で、当時から2年経った節目に記事にした。ALcotハニカムでまた新作出るらしいのでうれしい。新作へのリンク貼ろうとしたら公式サイトがまだないっぽい。

 

余 談

初投稿に至る過程の記事のストックは、去年と今年の2本で終わり。来年は何を書こうかな。

 

 

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