ひながたり。

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部屋に少女の絵を飾る(予定)

はじめに

数年前にミニマリストの風にあてられて以来、持ち物というか家具を減らしていってて、一年くらい前に壁の一面が空いた。高さ2メートル、幅3メートルほどのまっさらな白壁をどうしようかと考えたとき、LEDプロジェクターを買ってきてホームシアターっぽくするのもいいけど、何か絵を飾るのもまた良さそうだなと思った。なんでそう思ったかというと、先人が素晴らしい記事を書いてくださっているからだった。冒頭にある“絵を絵としてそのまま楽しむ”というのはまさに唯美主義でとても良い。

 

note.mu

 

上の記事で飾られているのは大槍葦人の絵で、記事でも言及されている通り、四艶少女画展という展示が信濃町のアートコンプレックスセンターでやっていたのだった。当時の僕は少女の絵を飾るのは素晴らしいなと思って、展示(いちおう即売会でもあった)にも行ったけれど、でも値段とか諸々の要因で結局買わなかった。その後も何度かアートコンプレックスセンターには行ってて、絵を買おうという目的はそこまでないんだけど、それでも絵をついぞ買わないままに訪れること三度目となったので、それぞれ書く。

 

 

VANTA行った

3度目、今年の1月に行ってた。

 

http://velonyca.net/vanta.html

 

宣伝用に見つけたポストカード、あるいは上のウェブサイトにもあるけど、なんかおどろおどろしい文句が書いてあって、これは萌え疲れた大人に贈る背徳の嗜み*1的なやつだろうか、どうなんだろうと思っていたけど、実際に行ってみたらそんなにルナティックな感じじゃなくて、ちょっと不思議な可愛い女の子という感じだった。それでも作者のツイッターで取り上げられてた雑誌記事の紹介文はこれ以上ないくらいにぴったりだったし、あと記事にある絵は実際に会場にも展示されてたけど、本当に良さあった。この感情をなんと形容するべきか。

 

 

絵はあわよくば買って帰ろうと思ったけど、どれも売約済みっぽかったので諦めた。マグカップもちょっと欲しいと思ったけど、小さめでちょっと引っ掛かりを感じてしまったので結局買わずじまい。せめてもとポストカードだけ買って帰って、開けてみたらシリアルナンバーとサインが入っててちょっと嬉しかった。

 

というか今になって記事書くのに情報漁ってたら、ついこの前の5月半ばにまた個展やってたらしかった。もうすでに会期は終わっていて後の祭り感がある。

 

 

花葬行った

2度目、去年の12月に行ってた。美少女ゲームメーカーのイノセントグレイが10周年ということで、記念の開催らしかった。かのメーカーのゲームはこれまで遊んだことがなくて、あとイラストレーターもよく知らなかったけど、公式サイトの絵は繊細さがあって良かったので行ってみた。実際のところ絵は綺麗だったし、少女たちに儚さあって良かった。

 

Innocent Grey 10周年記念特設サイト

 

展示のおかげでイノセントグレイの意識高まってきて、過去作をまとめたパラノイアを買って、第一作目のカルタグラを遊んだのが今年の1月の話。ただカルタグラの絵には今回の展示にあったような垢抜けた感じはなくて、展示のような絵が出てくるのにはもう少し時を経ないといけないらしかった。

 

絵は買おうかと思わなかったわけではないけど、展示会の存在を知って訪れたのが昨日の今日だったこともあって、もうちょっと冷静に判断したほうが良いのではとなって結局買わなかった。マグカップは絵も綺麗だし、赤の発色が美しくて欲しくなったけど、残念ながら会場では売り切れてた。でもその後に公式サイトでも通信販売していたらしくて、それを知ったときにはすでに時期が終わっていて後の祭り感があった。

 

 

四艶少女画展行った

事の発端、1度目、去年の5月に行ってた。この展示では四人のイラストレーター、みつみ美里大槍葦人本庄雷太、redjuiceの4人が絵を展示するというもの。冒頭の記事にある大槍葦人の天使ちゃんの絵もここで展示されてた。

 

四艶少女画展

 

天使ちゃんのキャプションを見ると「人工的に閉じた世界の心地よさ、完全性みたいなものが好きなのです」とある。これまで僕は絵画に出てくるモチーフというものの概念がいまいち理解できていなかったんだけど、この絵とキャプションですんなりと理解できて、その意味では個人的に印象に残る作品でもあった。盆栽、砂時計、水面に浮かんだアヒル、あるいは後ろに見える書籍もそうかもしれない。閉じた世界の心地よさはたいへんに蠱惑的でいけない。

 

この展示以降に2度も訪れながら、結局絵を買う踏ん切りが付かないというのも、冒頭で引用させていただいた記事にもある天使ちゃんの絵、あるいはこの1度目の展示で目にした絵、これらの印象が強すぎて、彼の絵以外の絵を飾る様子がいまいち想像しにくいというのもある。今になって振り返ると、ここで買っておけば世界線がまた変わっていたのかもしれない。しかもこういったたぐいの展示が次にいつあるのかもわからないので、三たびの繰り返しになるけど後の祭り感がある。仕方がないので画集は買った。

 

 

 

余 談

 

 

*1:Chocolate Shop Float (2005) 「Gothic Lolita Viandier」作品自体は総集編に収録されている→アイフォーン・ケース・センシティブ - ひながたり。

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