ひながたり。

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つくしあきひと 「メイドインアビス (5)」 読んだ

以前から読んでるメイドインアビス*1、最近になって最新刊の5巻が発売されたとのことだったので、秋葉原COMIC ZINまで出向いて買った。この作品は昨年末にも読んでて、奇しくも2年連続で潜る年末*2と相成った。単行本オビにはTVアニメ化決定とあってめでたい。例によって早速表紙カバーを外すと祝福がある。

 

 

以下詳細は伏せて簡潔に書く。軽くネタバレ注意です。

 

前巻で終わらなかった宿敵との対決がメインの本巻、リコも活躍するし、レグも活躍するし、ナナチも活躍する。けれど敵の黎明卿、業が深くて度し難いボンドルドもさるもの、簡単には勝たせてくれなくて、様々な遺物を駆使し・多くのカートリッジを消費して、互角の戦いを繰り広げる。カートリッジ? どこかで目にしたような気がしていて、読み返してみたら3巻の回想シーンで一言だけ出ていた。いわゆる伏線の回収というやつで、物語世界の広さにはいつも驚かされる。

 

ボンドルドが持つ様々な遺物、それらについては各話の幕間でナナチの詳しい説明が載っているから、よく読んで万全の対策を立ててから事に臨むことをおすすめしたい。一方で前巻で登場していた二級遺物、これもまた伏線の回収というやつだけど、これがふたたび業が深くて度し難いことが判明する。伝説級の白笛は、公称では5人いることになっているみたいなので、そうすると5人ぶんの…教えてくれなかった不動卿はまったく人が悪い。

 

今際の際でのナナチとのやりとり、黎明卿の内に最後まで有ったのは、底知れない業の深さであって。けれど彼の発する言葉たち、彼の名の通りに象徴的でかつ抽象的なそれらは、表層だけを見れば暁の希望に彩られていた。リコたちの冒険、憧れの中に生きて・人知れぬ奈落へと挑むこと、それはきっと素晴らしさに満ちあふれているのだろう――たとえその先に待つものが、祝福とともに呪いであったとしても。パーティーの深淵への旅は、いよいよ深界六層へと続きます。

 

おわりに

良いお年をお迎えください。

 

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