読書
tl.hateblo.jp タイトル駆動な執筆。はじめにタイトルを思いついて、そこから記事に仕立て上げた。 冒頭の引用はアランの幸福論*1によるもの、また本文中の「もうちょっと考えよう」というのは、同じく森博嗣による著書『人間はいろいろな問題についてどう考…
tl.hateblo.jp いしょうをいしょうに落とし込み ちょうどエースコンバットの新作が出ようかというタイミングで戦闘機の意識が高まっていたところに、記事冒頭でも引用したこのツイートを見かけて反射的に購入した。 乾いた理性で作られた戦闘機を女の子が着…
tl.hateblo.jp 2018年に再来した初音ミク(詳しくは本書で!) もっとも僕自身もうまく生活できているとはとてもいえず、それはさきのブログの更新頻度を見れば明らかである。その意味では、本書はまさに今の自分を助けてくれるものであった。 前著から学ん…
tl.hateblo.jp サークルkonelについては以前にも記事*1*2を書いていた。 懸賞といえば、僕も高校時代に2つ懸賞に当たったことを思い出した。ひとつはラジオ番組、もうひとつは出版社の懸賞で、ラジオと本とは、自分の方向性が当時からまったく変わっていない…
tl.hateblo.jp 大型連休にゆっくり読めた一冊。 本の中で「スカイ・クロラ」シリーズの時系列順が言及されていて、著者による公式見解を知ったのは今回が初めてだった。 逆キュレーションアプリが欲しい。自分が全然知らない世界を持ってきてくれるようなや…
海外に行くときに森博嗣の物理的書籍を空港で1冊買ってから出発する、というのを実践している。といってもまだ2度しか機会に恵まれていないのだけれど。 1度目は昨年秋、ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity? (講談社タイガ)という小説を買…
経緯 内容 図書館的体験 アンソロジー体験 おわりに 経緯 絶望名言、ラジオ深夜便で放送されている人気コーナーだけど、10月下旬に放送された中島敦回に触発されて記事を書いていた。番組での語り手であった編者について調べていたら、ちょうど11月に新刊で…
装苑 2018年 2・3月合併号 (雑誌) 出版社/メーカー: 文化出版局 発売日: 2017/12/27 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 帰省に時宜を得て10年以上ぶりに読んだら以前の面影はほとんど失われていて、昔は服飾の専門的な話題に寄っていた(ように記憶…
NHKラジオ第1のラジオ深夜便で2017年10月30日4時台に放送された番組「絶望名言『中島敦』」を詩的私的に応援する記事です。聴き逃しサービスで1週間聴くことができるようなので、興味を持たれた方々におかれましてはご聴取されたい。 www.nhk.or.jp 中島敦、…
はじめに 森博嗣の三部作(と呼んで良いものかどうか)である「自由論*1」「工作論*2」「小説論」のうち、本書は「小説論」にあたる第三作目。 小説家という職業 (集英社新書) 作者: 森博嗣 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2010/06/17 メディア: 新書 購入…
Ouverture hina747.hatenablog.com トリノラインはいま2周目を遊んでいるところで、本当はそこでの体験を改めて語れれば良かったのだけれど、実際にはまだルート分岐にも至らないくらいに遅々として進まなくて、そしてそうこうしているうちに別の積もる話題…
宮澤賢治の『グスコーブドリの伝記』ではなく、それをもとにした創作漫画の『グスコーブドリの日記*1』。しかし冊子の後ろ半分には原作である『伝記』も載っていて(しかも挿絵入り)、一粒で二度美味しい。 はじめに 前半:創作漫画 後半:原作小説 *1:COMI…
はじめに 本書、出だしだけ読もうと思って読み始めたら思いのほか面白くて、半分くらいまで一気に読み進めてしまった。本書が取り扱っている夢とは、夜寝ているときに見るやつではなくて、将来そうありたいと願う願望のほう。もし夢を叶える方法があるのであ…
経緯 いつものようにRebuildを聴いた。ゲストはHajime Morritaさん。 rebuild.fm 今となっては古典になりつつある書籍、達人プログラマーについて語る回。書籍にたいする批評の詳細については配信を聴いてもらうとして、エピソードの終わりごろで出てきたゲ…
以前から読んでるメイドインアビス*1、最近になって最新刊の5巻が発売されたとのことだったので、秋葉原のCOMIC ZINまで出向いて買った。この作品は昨年末にも読んでて、奇しくも2年連続で潜る年末*2と相成った。単行本オビにはTVアニメ化決定とあってめでた…
タイトルの通りで論文書けなくてきびしいので読んだ。 なぜあなたは論文が書けないのか? 作者: 佐藤雅昭 出版社/メーカー: メディカルレビュー社 発売日: 2016/07/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る
はじめに 本書は今年の夏コミで頒布されたもので、何か記事にしようと思いつつも時間が過ぎてしまった。というのも、今号の特集「役立つって、」について書こうとしてたんだけど、「役立つって…お役立ち…うーん…」みたいな感じで抽象的な思考が前に進まない…
DCEXPO、毎年開催されているデジタルコンテンツ系のイベントだけど、今年は忙しくしてたらその存在をすっかり忘れていて、そういえばと思い出したのが開催の2週間前だった。急いでネットで調べたら10月最終週の開催だったので一安心した。10月の3連休に合わ…
泉鏡花という作家、以前に好きで作品をよく読んでて、このブログも開設して間もない頃にはその影響を受けてた時期があった。それでも今になって振り返ってみると、ブログを続けていくなかで彼と彼の作品に触れる場面はあまりなくて、その影響力は森博嗣やZUN…
本作はもともとネット配信された小説で、その後の書籍化、そしてエクストラ・バージョンとして再度書籍化されたのが本書ということで、多少複雑な経緯となっている。以下に本書とその周辺から得られる本作の歴史を簡単に整理しておく。僕は今回初めて読んだ…
はじめに 本書はSFマガジンで連載されていたゲームコラムをまとめたもので、2001年から2012年まで各年6回ずつ、計72回+αが収録されている。コラムの文面は少し硬めではあるけれど、それは著者のゲームに対する本気度の裏返しでもあって、ゲームを主題にして…
概 要 ブログを1ヶ月休んでみた。記事の文字数を稼げないのはメディアの制約ではなく、むしろ自分の思考様式に原因がありそうだった。もうちょっと考えられるようになりたい。 経 緯 以前に記事*1にしてた森博嗣の自由をつくる自在に生きる、記事を書いた当…
はじめに "Und wenn du lange in einen Abgrund blickst, blickt der Abgrund auch in dich hinein." (おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ) 引用は本書からではなくニーチェの例のやつ。けれど本書の描く探窟家たちもまた…
余 談 For ASTRO-H with Love and Squalor*1 エモめアテンション 現代萌衛星図鑑 第2集 作者: しきしまふげん,松浦晋也,へかとん 出版社/メーカー: 三才ブックス 発売日: 2014/11/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る X線天文衛星のひと…
はじめに "You and I are cut from the same cloth, Tuan Kirie" (きみはわたしと同じ素材から出来ているんだよ、霧慧トァンさん) 以前に記事*1にしてたハーモニー、小説も漫画版も映画版もどれも良くて、かなり気に入ってたから、ものは試しと思って英訳…
はじめに 本作の概要、本作を買ったら折り込まれてきた広告に存分に書かれてたから、もはや僕自身が語る言葉はない。つつしんで引用させていただきます。 夭折のSF作家・伊藤計劃の小説を映画化する「Project Itoh」と連動したコミカライズ企画。アニメの設…
Tech系ポッドキャストではかなり気に入ってるRebuild、最近になって森博嗣がフィーチャリングされることが多くて楽しみある。僕の記憶が正しければ、はじめに言及があったのが第123回の本編*1、件の聖杯問答回だった。この回では仕事における自由度を話題に…
舞姫、森鴎外の代表的な作品だけど、美少女ゲームのGardenをつらつらと遊んでたら突然出てきて、何事かと思ったのが去年の秋くらいの話。ゲームでのいきさつを今更ながら思い出してみると、作中の小テストを受ける場面、担任の竜胆先生による設問いわく「こ…
はじめに 内容、タイトルの通り作家としての森博嗣の収支を語っていて、全4章構成。第1章ではメインの収入、原稿料と印税が売れた冊数と一緒に示される。第2章で述べられるのはそれ以外の収入、たとえば講演会やサイン会その他諸々からの収入。第3章は収入と…
料理するほうじゃなくて、紙の本を裁断してスキャンするほう。前回は去年の暮れ、本棚の整理に合わせてやってたから、今回は1ヶ月半ぶりだった。 本は表紙を外して、カッターで手頃なページ数になるように分けてやって、それから裁断機にかけて背表紙とペー…