ひながたり。

writing practice as practice flight

Moleskine Resurrection Black Label (2018ver.)

achievement unlocked: “ドイツ語版モレスキンを入手”

 

f:id:hina747:20171126200818j:plain

モレスキンにありがちな1ページ目(ドイツ語仕様)。表紙を180度拡げるとページが浮き上がってきてしまうので、初音ミクさんに押さえていただいた。

 

モレスキン、もはや説明の必要もないであろう伝説のノートブックだけど、その18ヶ月ダイアリーを使い続けてはや4年目になる。モレスキンについては過去に何度か書いていて*1*2*3、でもいずれも2014年、今から3年も前のことであった。今となってはにわかに信じがたいことだけれど、当時は1年間に2冊、上半期と下半期に分けて使っていたというのだから驚く。そうまでして書く内容があったということ、そして書くことそれ自体に対する自分の少なからぬ熱量、今の自分から振り返って見れば、これらの美徳が残念ながら失われてしまったことを認めなければならないだろう。

 

過去記事によれば、当時は「使い道のない前年6ヶ月分、手帳の前から3分の1は、ミッション・ステートメント、旅の記録、訪れた美術館、観に行った映画、勉強したことなど雑多なことを書き留めている。あとは今年からはお気に入りの絵をぺろんと貼ってみて、暇なときに眺めるなど」していたらしい。だが今はどうだろう? ミッション・ステートメントはともかくとして、旅や異国は未だ生活にあるものの、文字として残さなくなった、残す気力が失われた。美術展に訪れる回数は目に見えて減ったし、映画を最後に観に行ったのはいつだろう。学びをきれいにまとめることも少なくなった。モレスキンは上品であるがゆえに完璧で瀟洒な記録を要請し(ているように見えてしまい)、それは日々に追われる僕にとって書くことのハードルを上げるのに十分だった。かくして諸々の記録は崩壊した。

 

モレスキンの18ヶ月ダイアリー、当時はサン・テグジュペリ*4の精神に倣って、星の王子さまがあしらわれたものを使っていた。記事にしていた2014年だけではなく、2017年すなわち今年までは毎年同じタイプのダイアリーが出ていたから、それらを順当に使ってきたのだった。けれど来年向けの限定版のラインナップ、PEANUTSとスターウォーズ不思議の国のアリスの間に星の王子さまの姿はなく、いよいよ廃版となってしまったらしい。すると不思議の国のアリスに乗り換えるか、しかし表紙絵が可愛すぎるのも普段使いとしてはちょっとあれだし、かといっていつもの黒表紙に戻るのも味気なく、どうしようかと思案していた。最近は記録もほとんどしてないことだし、いっそアナログの手帳は来年からやめにしようか…と思うところもあって、でもそこでたまたまドイツに赴く時宜を得たこと、しかも空港でモレスキンストアを見つけて、よく見ればドイツ仕様のドイツ語版の18ヶ月ダイアリー、これはなかなか珍しいなと記念も兼ねて買ってみたのだった。結果的には4年ぶりにかつての黒表紙に戻ることとなった。

 

当方ドイツ語は基本的に読めなくて、でもカレンダーのページはだいたい想像がつくから問題ないし、手帳の前半にある役立ちコンテンツもほとんど使ったためしがないからそこまで困ることはないと予想している。むしろ読めない言語が書かれているというのはminoriの卓上カレンダー*5と同様に異国情緒があって良い。コンテンツの中にはドイツの詳しい祝日情報があって、これがあれば将来ドイツで働くことになってもやっていけそうだった。

 

以前の記事で画像を借りた本、この著者の方が最近また新刊のライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250を上梓されていて、僕も買っていま読んでいる。そこではモレスキンライフハックツールのひとつとして、何ページか割かれて紹介されている。使い方もそうだけど、その手帳に対する向き合い方、思想にすごく良さがあって、中でも今の自分に刺さった一節を以下に引用させていただきたい。

モレスキン・ノートブックを最初に使うときはあまりにページが整っていて美しいので、書き込むのに気後れしてしまうことがあります。そこで私はノートブックを買ってきたら、その日のうちに最初のページをとりとめもない考え事で「汚す」ことを勧めています。(太字原文ママ

無意識にハードルを上げているのは他ならぬ自分自身だということ、どうせ自分以外に見る人はなく、格好悪くとも記録で汚し続けたい。そしてゆくゆくは来し方のありよう、かつての熱量をもう一度大復活できればと思う。

 

 

最後に、もうお気づきかと思いますが、この記事のタイトルは例によってケイブ作品のオマージュであって、それ以上の意味はありません。怒首領蜂大復活、最近ではsteam経由でPCでも遊べるようになって、良い時代になった。

store.steampowered.com